ご支援ありがとうございました

 私たちの運動が始まったのは、今から約15年前の2008年3月に佐与谷川上流の採石場が破産しました。それから1年ほど経過して、採石場跡地に産業廃棄物を埋め立てる計画が進んでいるとの情報がもたらされたからです。

 2009年4月に下流の有志が集まり、6月に佐与谷川を守る会が発足しました。2014年10月に運動をより明確に示す高梁・佐与谷産廃反対会議と改称し、岡山県や高梁市、吉備中央町への反対要請、署名活動や学習会などとりくみました。また反対看板の設置や広報車による街宣、ビラ配りやデモ行進なども行いました。

 2015年3月岡山県が許可したことを受け、私たちは裁判に訴えるしかないと腹を括り、岡山地方裁判所に建設禁止の仮処分を求めて提訴しました。その後、建設許可取消訴訟と操業差止訴訟に移行しましたが、2023年3月に許可取消上告審が棄却され、8月には操業差止上告審が棄却され、全ての判決が厳しい内容となりました。

 裁判所に行った事もなかった私たちに、手弁当でご指導を戴きながら住民と闘ってくださった弁護団の方々には感謝しかありませんし、意見書を書いて戴いた専門家の方々と知り合うことができたのは私たちの大きな財産だと思います。

 そして物心にわたりご支援を戴いた方々など多くの皆様のご支援で今日まで運動を継続することが出来ました。本当にありがとうございました。

 なお、私たち高梁佐与谷産廃会議のとりくみは、10月末をもって区切りをつけましたが、今後は里山を守る会として新たな体制で「地域の環境を守り子や孫の世代に送り届ける取り組み」を進めて行くことになりました。

 新しい組織のとりくみは、準備ができ次第このHPからリンクを張りますのでよろしくお願いいたします。 

高梁佐与谷産廃反対会議

岡山県加賀郡吉備中央町の採石場跡地に建設された「安定型産業廃棄物最終処分場」の下流に暮らす高梁市津川町の住民で結成された団体です。 私たちは、地域の豊かな自然と水を子や孫の代まで引き継ぐために処分場の操業禁止を求めて闘っています。

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